「分かっていることは、分からないということだけ。。」
みなさん、お久しぶりです。
ナマスカールザキダイです。
インドでとある方に第七のチャクラを開いていただき、ナマスカールという称号を名前の前につけることを許されました。
これを期に、ナマスカールザキダイと名乗らせていただきます。
とは言いましても、打つのが少々面倒ですので通常においては省略させていただきますね。
第七のチャクラはですね、インド北の地ダラムシャーラで開かれました。
ここ、ダラムシャーラーは、
かのダライラマも訪れる場所です。
聖なる力に満ち溢れた場所なのです。
チベットの方も多く住んでいて、インドの中ではやや特殊な存在感を放っていました。
ヒマラヤが向こう側に見えます。
もうちょっと場所を変えると、ものすごく迫り来るように見えます。
圧倒されて、その場所の写真撮れなかったです。。
何の情報も持たず、この地を訪れてしまった僕は街を散策していました。
重病に犯されて病み上がりということもあったので、名物のモモやトゥクパ、それからシナモンロールなどをほおばってゆっくりとくつろいでいました。
そんな折、ふと視界の端にいかがわしい男が入り込んできました。
さりとて、いかがわしさにおいては定評のある僕です。
そんな、いかがわしい僕がいかがわしく感じる男です。
当然、いかわがしさもいかがわしい程に長けていました。
彼は、異彩を放っていました。
どのくらいかと聞かれれば、僕はもちろんこう答えます。
「いかがわしい程に。」
彼は、獣でした。
肉食の獣です。
その姿は、僕にライオンを彷彿させました。
髪は縮れ、顔中が濃いひげで覆われています。
他に類を見ない剛毛の持ち主です。
体毛を全てそり落とせば、それだけでキロ単位のダイエットに成功することでしょう。
体毛の剛毛さが彼のいかがわしさに拍車をかけていたことは言うまでもありません。
僕は、彼の剛毛さだけで彼をいかがわしく思ったわけではありません。
ファッションチェックも遂行済みです。
まず、カラーセレクトです。
どの色を選ぶかということは、実は無意識にかなり個人の性格が反映されます。
詳しい講義はこの度除くとして、彼はいかがわしい程にビビッドでした。
それはもうビビッドでした。
かつタイトでした。
うるさいほどの色を用い、むちむちしています。
小物使いもおしゃれキングのはるか上を行きます。
サングラスハート型ですからね。
しかもレンズ部分にジルコン無数に入っていて、視界狭くなるタイプのハート型サングラスです。
あー、もうじれったいですね。
どうして言葉はこうもじれったいのでしょう。
見せます。
彼です。
一緒に記念撮影しましたが、僕やっぱ引いてます。
彼は、名を「ライオンマン」といい、チベット人ダンサーだということです。
二言三言交わしただけで、ライオンマンは僕のことをものすごく気に入ってくれました。
歳も同じで、一目見たときからお互いの間に何かを感じたとまで言っています。
僕もそういう感覚においては、最近自信があるのですが彼との間には特に何も感じていませんでした。
この時は気がつきませんでしたが、
そういった感覚においてでさえも僕を遥か上回るレベルに達していたのだと後で思い知ることになります。
その夜単独のダンスショーを開催するそうで、是非来て欲しいと言っていました。
が、丁重にお断りしました。
断ったにもかかわらず、さも当然と全く気にしていない様子に僕が戸惑っていると、友情の証といってミサンガをくれます。
まだ出会って2分程度しか共に過ごしていないにもかかわらず、彼曰くもはや親友レベルまで僕は達してしまったようです。
ミサンガの渡し方一つとっても、親友レベルぱないです。
ミサンガにキスをし、次になめ回します。
十分に唾液が染み渡ったことを何度も確認し、額に当てなにやら祈りごとを呟きます。
次にミサンガにキスをし、なめ回します。
十分に唾液が染み渡ったことを何度も確認し、額に当てながら祈りごとを呟きます。
次にミサンガにキスをし、なめ回します。
十分に唾液が染み渡ったことを何度も確認し、額に当てながら祈りごとを呟きます。
同じ過程を三回繰り返した後、彼はきつく僕の手首にそれを巻きつけました。
。。。
僕の右手には、今まで一緒に旅をした方の中で何かご縁があった人たちから頂いたミサンガが多数結ばれています。
これらのおかげで、正直何度か勇気付けられましたし、今のところ絶好調でラッキーマンもびっくりまんです。
そこに、2分程しか時間を共にしていないライオンマンが加わってくれました。白黒のシマウマ柄がライオンマンからのプレゼントです。あからさまに僕を獲物としてロックオンしています。
ライオンマンの行為に若干のありがた迷惑感を感じていた僕は、そんな自分をあとで恥じることになるとは、このとき知る由もありませんでした。
ライオンマンは、僕と話している間にも人が通りかかるとすかさず投げキスをしていました。
「パスタ、、ピザ」
という掛け声と共にキスを連続で投げます。
そんな彼に気を許し、彼と話をしてしまった人は、それはもうほんまもんのキスを食らっていました。
本当にあらゆる人にそれをしていました。
僕から興味が離れたことを察知した僕は、そのとき丁度よくやって来た風と共にライオンマンの元を去りました。
ライオンマンの元を去った僕は、アーユルベーダをしたりチャイを飲んだりとしばらくダラムシャーラの街を楽しんでいたかのように傍目からは見えたことでしょう。
心は渦巻いていました。
僕はこれまでの人生において、あれほどまで獰猛で且つLOVEに満ちた若者に出会ったことがあったのだろうか?
僕は自分に何度もそう問いかけていました。
そんな問いを抱えたまま街をあても無くさまよい、ふと顔を上げるとそこにはライオンマンがいたのです。
もはや、そういうことになっていたようです。
つづく。
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ライオンマンの事を書くことになってしまい、まさかの次回持越しです。。
でも必ず書きますから!
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