ヒマラヤンエピソード「師との出逢い」
こんにちは。
Tamakara yoga~魂と体をつなぐyoga~のクラスを開いています、山崎大です。
前回のブログで、ヒマラヤでの生活について綴っていた所、連鎖する様に当時の出来ごとを思い出し、中でも強い影響を与えてくれた人物が浮かび上がってきました。
ヒマラヤ尾根のとある集落で、目の前には7000mの山々がそびえている環境で、その方と過ごした日々は、旅の中でも色濃く残っています。
折角なので、今回はその方について綴れたらと思っています。
氣功を長らくやっているその方は、ヒマラヤに暮らしているものの元々は韓国の国籍を持っており、名を「チョイ」さんと言いました。
チョイさんは、ことあるごとに僕を「ダイsan、レッツゴートゥージャングル」とヒマラヤのジャングルの中を案内してくれ、毎回の様に不思議な教えを与えてくれる存在でした。
岩の間から咲いている花に手をかざし「ルック、ディース」といいながら花をわずかに動かしてみせたり、「ディスイズ、UFOプレイス!」と不思議な岩の上で瞑想する様に教えてくれたりと、今まで知ることのなかった世界へ僕を導いてくれました。
彼のつたない英語が僕には聞き取りやすく、彼も意志の通じる僕の存在を喜んでくれている様に感じられ、朝から晩までともにジャングルの中を歩き回ることもある程、仲良しの存在でした。
当時、僕は「氣」を個人的に探究しており、20年程前に現代の仙人と呼ばれていた「高藤総一郎」氏の残した本を手がかりにしていました。
そんな僕の前に生ける氣功家として現れたチョイさんは、僕にとってはとてもとても興味深い存在でした。
ある日、お互いにつたない英語で会話をしていました。
「ダイsan、アイノウ、ユアカントリーユーズカンジ、マイカントリーセイム」
どうやら、チョイさんは日本で文字として漢字が使われていることに興味をもっているようです。
「ハウトゥ、ライト、ユアネームカンジ」
漢字で、僕の名前をどう書くのか教えてくれと言っています。
「バイザウェイ、マイネームユーズ、ディス」
チョイさんはそう言い、自分の名前はこの漢字を使うのだと、おもむろに紙に書き始めました。
そこには、「崔」の文字が書かれていました。
「ディス、カンジ、ミーンズ、リブイン、マウンテン、ソーアイリブ、ヒアー」
「崔」の文字は、見た通りですが、山に住むという意味があるようで、だからチョイさんはここヒマラヤに住んでいるのだと言います。
何とも後付け感が否めず、受け答えに戸惑っている僕を見たチョイさんは続けます。
「アイキャン、ネームリーディング、リアリイ」
名前占いができるのだと言います。
僕は、自分の名前「山崎大」と紙に書きチョイさんに渡しました。
「オーホー、グッドカンジ、デスネー」
デスネーと日本語を交えていることに驚きながらも、どんな占いをするのか興味深く待っていました。
チョイさんは、なぜがカタコトの日本語が時々混じるのでした。
「山崎大」を「山」から順に左→右へチョイさんは占っていきました。
「山イズマウンテン、ネクスト、スモールマウンテン」
崎の字の山偏がスモールマウンテンのようです。
「ダブルマウンテン、ディスミーンズ、マウンテンズ」
そう言い、チョイさんは山を沢山描く仕草をします。
山単体ではなく、山脈を表したいようです。
「崎」の文字の占いは続きます。
「マウンテンズ、プラス、ビッグ、アンド、ポッシブル、デスネー」
「崎」は、「山」と「大きい」と可能の「可」からできていると言いたいようです。
「ディスミーンズ、ヒマラヤ!!」
突然チョイさんは興奮し始めました。
「山崎」はチョイさんのリーディングによると、「可能な限り大きい山脈」を意味しているのだと言います。
「ユアネーム、山崎大、ミーンズ、グローリーアップ、インヒマラヤ!!ソー、ユーー、アーー、ヒアーー!!」
チョイさんの興奮は、ヒマラヤの頂きに達するかの如くです。
チョイさんは鼻息荒く、僕にこう説明してくれたことを記憶しています。
「大」とは大きく成長するという意味、「山崎」はヒマラヤ。
あなたの名前は、ヒマラヤで大きく成長するという名前だよ。
「だからあなたは、今ここ、ヒマラヤにいる!」と声を大にして興奮とともに説明してくれたのでした。
僕自身、ここ数日の自分自身の成長を肌で感じている最中でしたので、「おおーー!!!」と驚きの声と伴にチョイさんの占いを受け取ったのでした。
チョイさんは、ことあるごとに一緒に瞑想してくれたり、「氣」について実践を交え教えてくれたりしました。
奥義だといって教えてくれたこともありました。
それらもまた、こちらに機会を見つけて綴っていけたらと思います。
つたない英語を多用したため、読みづらい文となり申し訳ございません。
そんな中でも、最後までお付き合いいただけたこと、ありがとうございます。
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