「自分に。人生に、自信がない」
こんにちは。
Tamakara yoga~魂と体をつなぐyoga~のクラスを開いています、山崎大です。
5月が終わるころから今に至るまで、CD制作を行っていました。
暑くなり出し、夏を感じ始めた時期に制作を始めましたが、今ではその夏も終わろうとしています。
一夏かかり、ようやく原本が仕上がりました。
ありがたいことに、
「CDはいつできるのですか?」
というお声をいただくことがありました。
「8月の終わりに頃に。」
とその当時応えておりましたが、蓋を開いてみたらちょうど原本が仕上がったところ。
ここからプレスに出し、いのちを吹き込んでいきます。
もう3週間程かかるようです。
何事にも言えることなのでしょう。
様々な算段をして、予定し、実行してゆくと思わぬ出来ごとや氣になること、出てくるものですね。
思った以上に時間と労力がかかりました。
それでも、送り出すなら納得したものを。
今日仕上がったそれは、深く頷きながら眺めることができます。
アイマールレコードというレコード屋さんを営む、榎本悟士さん。
話しやすい人柄から、はじめてお逢いしたときから決めていました。
もし、CDを作るならこの人と組みたいな。と。
制作を始めると、思った以上にスムーズでした。
かゆいところにも手が届くと言う言葉がぴったりで、すごく細かいところまで手を入れていただけたこと、とても感謝です。
ジャケットやブックレットに使用した絵は、奈良のお絵描き屋さん。
西井佐和さんにお願いしました。
さわやかな色使い。
彼女の絵にはいつもがさわさわとした風が流れていて、いつか彼女の描いた絵で何かしらの作品をのこしたいと思っていた願いに応えていただきました。
ブックレットは、16ページ。
そのすべてに、すてきな風を挿入していただきました。
開いただけで、やさしい氣持ちのながれるブックレットになっています。
佐和さん、本当にありがとうございます。
BGMは、ヨガ瞑想のクラスで使わせていただいている「かむおん」さまと「宮下富実夫」さまのものを使わせていただいています。
BGMに使うことを快く了承してくださった「かむおん」さま、本当にありがとうございます。
「宮下富実夫」さまにもご縁を頂け、BGMにさせていただけたこと、本当にありがたいことでした。
様々な方々のご支援をいただき、「medicine meditation~はじめての瞑想~」が仕上がりました。
どうか、誰かの役に立ちますように。
瞑想、メディテーションの語源は、メディスン(薬)といわれます。
一人ひとりの内側に今もある、薬となる場所。
その場所まで、内側を旅する。
そんな瞑想となったら。
そんな祈りと伴に作りました。
冒頭にも掲げました
「自分に。人生に自信が持てない」
そんな状態からの、脱却。
僕の、わたしの、あなたの人生は、あなたにしか、味わえない。
誰も、付け入ることのできないドラマ。
どれだけ、何光年さかのぼっても。
どれだけ、何光年先へ行っても。
僕も、あなたも、今、一瞬のここにしかいない。
ここにしかいないあなたが、新たな彼と出会う。
間に流れている、空氣。
間に流れている、感情。
テレビドラマや、社会、世間の価値が、そこに名前を付けようとする。
それはね、恋心と呼ぶのだよ。
それはね、苦しみと呼ぶのだよ。
それはね、良いことなんだ。
それはね、悪いことなんだ。
ううん。
違うよ。
すべて違う。
あなたと、彼との間に流れる空氣。
あなたが、今、感じている感情。
それは、誰にも分からない。
誰も名前をつけることができない。
誰も、良いこと、悪いことなんて言えない。
あなたは、一瞬の今にしか存在できない、ただ一つの存在。
あなたが、彼と出会い、感じている。
それは、あなたにしか分からない。
あなただけが、あなたの言葉で名付けることのできる感覚。
それは、この宇宙がはじまって。そして、これからこの宇宙がどれだけ進んでいっても、あなたにしか感じることのできない、今、ここにしかない感覚。
僕たちは、教育を受けた。
社会を学んだ。
それは、大切なこと。
集団の中で、人は生きるのだから。
でも、何が良くて、何が悪いか。
それは、誰かに決められるものではなくて。
こうなったら、すてきだ。
こうなることは、よくないことだ。
集団が造り上げたそんな価値が、少なくとも僕たちの中に入り込んでいる。
何が良いかは、あなたの心が知っている。
あなたにとって、栄養となり、あなたの心が踊るもの。
それは、集団の造り上げた価値とは、違う。
あなたという、一瞬の。
宇宙で唯一の存在に、ある出来ごとが訪れた。
それは、あなただけが知る物語。
誰も、付け入ることのできない、あなたの物語。
誰かに、
認めてもらう必要なんて、ない。
誰が、人の物語を認める権威を持つのだろう。
誰も、持たない。
誰も、評価できない。
比べることは元々、できない。
一人ひとりが、全く別の、違う物語を生きている、この世界。
人生と言う物語。
あなたは、感じている。
あなたは瞬間、選んでいる。
その連続を、生きてきた。
そこに、間違いも、正しいもなくて。
紛れもなく、あなたにしかできない選択だった。
あなたは、今現在も、あなたにしか出逢えなかった人と出逢い、あなたにしか感じ得ない感情を抱き、あなたにしかできない選択をしている。
それが、あなたの人生と言う物語。
肉体は、変化する。
感じながら。
変化してゆく。
その過程も、度合いも、あなただけの度合い。
いずれは、土となり、風となり、世界に溶け出し消えてゆく。
そのわずかな隙間に感じている、人生と言う物語。
もう二度と無い、瞬間の物語。
自分に、人生に自信?
一体何と比べていたのだろう?
そんな自信は、誰かと比べて優越に浸る類いのお粗末価値が、あなたに見せた幻。
あなたは、あなたに還ってゆく。
幻は、消えてゆく。
自分に、人生にも自信など、なくていい。
唯一無二の、あなたの物語に、何者も口を挟むことなどできないのだから。
あなたにしか、感じられない、あなたが選択した、あなただけの物語。
雑音は消える。
あなたは、あなたの物語を見つめる。
あなたは、あなたの肉体が脈打っていることを見つめる。
感覚を、今までの選択を、見つめるあなたは、あなたに還ってゆく。
優越も、劣等も、ない。
それぞれの、一瞬の、ただ、そこにしかない物語があるだけ。
あなたの物語は、あなたが描いてきて、これからもあなたが描く。
彼には、彼の。
彼女には、彼女の物語。
瞑想は、続けるうちにあなたを、あなたに還してゆく。
内側まで旅をして、あなただけの物語を取り戻したとき。
きっと、あなたは笑顔だ。
その笑顔で、お目にかかれる日を願って。
「medicine meditation~はじめての瞑想~」
CD、あと少しで完成いたします。
ピンと来る方、お手に取っていただけたら想いを乗せたものとして、最高の喜びです。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。