〈生き方のstyle〉

生き方は、違っていい。違いこそ、豊かさ。自分に還れば、皆違う。自分を変えようと旅をした。旅は瞑想に導き、僕は僕に還ることにした。

アムリトサル、それは僕にとって懐かしいあの日を思い出すのに丁度よい場所でした。


アムリトサルは、インドの北に位置しパキスタンの国境から26kmの距離にある都市です。


デリーから450km北上したためでしょうか、風が優しく僕の肌を冷ましていきます。




僕は、日本の秋が好きです。

今まで、生命力に満ち溢れ、盛んに茂らせていた緑がその命を絶やす季節。

終えると同時に色づき、最後の美しさを冷えた空気と共に表現してくれます。



寂しさと美しさが同居した季節。



アムリトサルは、僕にとってインドの秋と呼ぶにふさわしい場所でした。





みなさん、ナマスカール。

どうも、僕です。
ザキダイです。


ちなみに、ナマスカールは「ナマステ」以上「お帰りなさいご主人様」未満の挨拶用語です。




アムリトサルに一人っきりでやってきました。


七人部屋のドミトリーに一人っきりで泊まっています。



それもそのはず、街中を歩き回りましたが、旅行者の姿が見当たりません。

パキスタン国境にあるこの街は、パキスタンへの入国ができなくなった今、旅人に忘れ去られてしまったかのようです。




アムリトサルはスィク教の聖地、ゴールデンテンプルがある場所です。

インドといえば、あのカースト制度のあるヒンドゥー教が有名ですが、それ以外にも多数の宗教が混在した国家なのです。


スィク教を信仰する人たちは、生まれてから髪と髭を剃りません。
結果、超絶ロン毛になりますが、ターバンを巻くことにより、ロン毛ルックを回避しています。

彼こそがスィク教徒です。

ターバンは黒が基本ですが、彼のようなおしゃれボーイはカラフルなものをセレクトしてきます。

スィク教は、カースト制を完全否定する立場を取っております。
また、ヒンドゥー教のようにガネーシャやらシヴァやらパールヴァティやらなんやかんやと神様がいっぱい過ぎてどの置物をお土産にしていいのか迷うわー!みたいな事はしません。

唯一神があるというイスラム教寄りの考え方がベースとなっているようです。

また、偶像崇拝やヨーガなどの修行を否定し、現世で与えられた仕事に邁進することを重んじています。
さらに、他宗教を否定したり攻撃したりすることはしない考え方のようです。




いろいろ説明しましたが、簡単に言うと、「イイ奴」です。


上の写真のおっちゃんは、リキシャーという日本で言うタクシー業のようなことをしている方でしたが、僕のいきたいところにはじめから連れて行ってくれましたし、言い値も僕が想像していたものの半額でした。

インドでは、リキシャーをしばしば使うのですが、料金は交渉制で、ほぼふっかけてきます。アンド、いきたくないところに連れて行ったりします。


アムリトサルではそういったインドの欲望が、理性の元にひざまずいています。

考え方が人を変えるんですね☆

いい人になりたいのなら、考えを変えるといいみたい。



そんな彼らの聖地がここ、黄金寺院(ゴールデンテンプル)です。

うつくC。

スィク教で無い方々も訪れますが、頭は布で隠し、足を洗って入ります。

つい、ひざまずきたくなる神聖な空気がここにはありました。

僕もあと少し油断したらひざまずいているところでした。
ひざまずきたい欲望を必死に理性でかき消しました。



聖地だけあり、結構な広さです。

ひと回りしたらふらっとしたので、早々に切り上げかえってきました。




帰り途中に、若者にからまれました。

このあと、ドルをくれと少しせがまれましたが、僕が爆笑していたらあきらめたようでした。


あしたのお昼には、もっと北のダラムシャーラへ向かいます。
ダライラマのいらすチベット仏教の聖地です。


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カンボジア編に戻るといいつつ、超絶リアルタイムでお送りしました。
時空超えるのに失敗しました。
というより、読者暦超絶長い方よりリアルタイムキボンヌが入ったためです。
次こそは、カンボジア編です。