〈生き方のstyle〉

生き方は、違っていい。違いこそ、豊かさ。自分に還れば、皆違う。自分を変えようと旅をした。旅は瞑想に導き、僕は僕に還ることにした。

お久しぶりでありんす。インドでがんばってます☆

みなさま、ご無沙汰しております。


カンボジアの記事を書くといったきり、消息を絶ってしまいまして、申し訳ございません。


あれからしばらく経ちますが、未だにザキダイのブログを開いてくださって、ほんとうにありがとうございます。

本当にうれしいかぎりです。


カンボジアへいったのはかれこれ一ヶ月半ほど過去の出来事となってしまいました。



一部の読者様からは、
「一ヶ月前のザキダイの情報いらんわー」
とのあたたかいご意見もいただいていますが、
僕にとって最高の体験となったカンボジアをはずすわけにもいかず、
インドに居るにもかかわらず一ヵ月半も前のカンボジアの記事を書いていこうと思います。


あ、そうですね。

一応、生存確認ブログという名目の元、書き綴っているものですので(そうなの?)現在のザキダイ生存情報も少し載せておきますね。

タイのバンコクからインドコルカタへフライトいたしました。2月26日のことだったかと記憶しています。

コルカタへ到着して、二時間ほどで下痢と発熱を併発し、寝込んだ宿で南京虫の餌食となりました。


もはや、見るも無残なザキダイへと進化を遂げています。
今は、ガヤーという田舎町にある、なぞの宿に泊まり、
そこで慢性的に発生しているおしっことう○ちの混じったようなおいにーを嗅ぎながら、ブログ更新を試みている次第です。
この慢性的に発生している、おしっことうん○の混じったようなおいにーですが、僕をつかんで離してくれません。僕の鼻の粘膜から発生しているのではないかと疑いを持ってしまうほど、僕にまとわりついてきます。
彼と共になることを受け入れ、僕自身が彼そのものに変わっていく日もそう遠い未来ではない気もしています。






さりとて、僕はこれでも毎日元気で健康です。
毎日少し散歩して、野菜を中心に食事をし、時々果物を頬張り、よく笑っています。
疲れると、少し休んで、ほんの少し泣きます。

僕を心配してくれる皆さん、いつもありがとうございます。
おかげさまで、元気です。
旅は、たのしいです。






国境は、タイとカンボジアのポイペトでした。
ビザを事前に申請していなかった僕は、そこであからさまなぼったくりに合い、気を悪くしていたのでした。

正直、アンコールワットをチラ見して、すぐさまタイのパンガン島へ渡り、フルムーンパーティに参戦しようと考えていたくらいです。


フルムーン↑



カンボジアを甘く見ていましたし、数日の滞在にする予定でしたので、国境でのビザ代ぼったくりは、僕の心に深い陰を落とすかのように思われました。



あ、あまりにも自然な流れで、一ヵ月半前のカンボジア記事に移行してるけど、大丈夫?無理ならゆってね☆









人は、どれだけ単純な生き物なのかと、つくづく思い知らされます。



自分の感情の変化とは、外的要因にこんなにも従順で良いものなのかと時々自分に問いかけてみたりもします。

それでも、人間とはそういう生き物なのでしょう。

愛した瞬間に、苦しみが始まるように、すべての感情は自分の考えが元となり、生まれていくのですね。


大分もったいぶりましたが、15ドルぼったくられて、深い悲しみに沈みこんだ僕でしたが、次の瞬間には天高く舞い上がっていたそうです。







ザキダイが女性のナンパに成功したというのが原因のようです。







一つ断っておきますが、僕は非常に硬い種類の人間です。
女性関係に関しては、非常に硬く、一言で言えば硬派という言葉に落ち着きます。




地元の友人の間では、「女好き」で通っている僕ですが、それは彼らが類を見ないほどの超絶硬派に属しているためであり、相対的に僕が「女好き」と称されているに過ぎません。




時々女性に「軽い」と言われてしまう僕ですが、
そういう子は大抵、自分の魅力を過小評価しています。

限りなく事実から導き出している、僕の「ほめ言葉」を自分には恐れ多いとうまく受け取ることができず、ほめ言葉を多用する人間は下心があって軽いという一般常識的な評価基準に従って僕を評価しているにすぎません。

弁解しているかのようになっていますが、
僕のことを良く知る人は、今、深くうなずいてくれていることでしょう。







国境の町ポイペトで、素敵な女性に出会ったのでした。

アルゼンチンのお方で、名前はマリア・ガブリエラさんというそうです。

名前から推察すると、身長は優に180cmを軽く超えてきそうですが、169cmととても小柄な方でした。

名前から推察すると、ご親族の中の誰かしらは、職業が「天使」とか「悪魔」系のことをされているのかと思いましたが、お父さまもお母さまも地元の不動産業のようなことをされているとのことでした。



国境で、お声をかけさせていただき、すぐに打ち解けました。



僕は最近感覚が鋭くなってきたのか、
将来的に仲良くなる人と出会うと、
「あ、この人とはきっと今後仲良くなるな☆」
と事前に感じることができるようになってきました。




彼女のときもそれを感じました。



彼女はとても親切でした。

僕が「おなかがすいたよー」と言うと、
「これを食べると良いわ。私はおなかがいっぱいだから」と言って持っているパンを全部くれます。

僕が「のどが渇いたー」と言うと、
「これを飲むと良いわ。私にはこんなに必要ではないから」といって持っている水を渡してくれます。


僕はこういう好意を受け取るたび、
なんて素敵な人なんだろう。
しかし、このような純粋で優しい好意も、おそらく作為的なのだろう。
白いシャツは、白く染めているから白いのだから。
いやしかし、もしそこに作意がないのだとしたらどうだろう。
すごく素敵ではないか。それに、こんなにもよこしまな考えをめぐらせていること自体、彼女に失礼なのでは。

などと考えたり考えなかったりしていました。



国境のポイペトから4時間。

アンコールワットの街、シェムリアップに到着するころには僕の猜疑心も落ち着きを見せ、親睦も大分深まっていました。


すでに夜も深まってきていましたので、共に宿を探すことにしました。

ドミトリーという、大人数で泊まれる部屋を探していたのですが、神様のいたずらでしょうか。
どこへいってもダブルベッドの部屋しかないではありませんか。




僕も雄に生まれましたので、喜ばしい状況でしたが、あまりにあからさまなのも彼女に失礼かと思い、しぶしぶダブルベッドの部屋に泊まることに決めました。


彼女がシャワーを浴びている間に、僕は床につきました。

体が、何か別の存在に主導権を挿し渡してしまったかのようなダルさが僕を包み込みました。
そういえば、早朝からバスに乗り込み、国境を越えてきたんだっけ。。

睡魔がやってきました。

それは、ゴルフボールほどの大きさの口ひげを蓄えたおじさんでした。
睡魔はドアを少しあけて、じっと僕を見つめていました。
目が合うと、少し恥ずかしそうに笑い、ゆっくりを空中を舞いながら僕のほうに近寄ってきます。

近寄るに連れて、彼は肥大化しちょうど僕の顔と彼のそれが同じになるあたりで、彼は僕に何かをささやいたように思いました。
同時に、僕は深い眠りに落ちていきました。






まぶたに光の訪れを感じます。
わずかに目を開けてみると、部屋の扉が少しだけ開き、そこから朝日が顔を覗かせていました。
どうやら、長い間眠っていたようです。
部屋に彼女の姿は無く、外から水仕事の音が聞こえてきます。

外に出てみたところ、

朝から、僕の使い終わった服を洗ってくれていました。


ちょ、テンションあがる。

カンボジアとりあえず楽しみになってきました☆


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