〈生き方のstyle〉

生き方は、違っていい。違いこそ、豊かさ。自分に還れば、皆違う。自分を変えようと旅をした。旅は瞑想に導き、僕は僕に還ることにした。

僕と彼との出会いは、中国でした。

「俺ってやつはなんてクレイジーなんだ。シャワー浴びに行ったのにタオルを忘れちまうなんて!超さみーよ。おお、神よ。」




叫びながら、

僕のドミトリーに欧米人が飛び込んできました。


びちょびちょに濡れた髪をタオルで拭きながら、
シーセクなウィンクを送ってくる。




これが、

僕とピーターの最初の出会いでした。




ピーターと僕が、

あんなにもこんなにも深い関係になろうとは、

このときは知る由もありませんでした☆










みなさん、いつもシェイシェイ、アー。


どうも、僕です。

ザキダイです。



ザキダイ28歳になりました。
誕生日おめでとうのメッセージをみなさんどうもありがとう。


コメント多すぎからの〜初ブログ炎上を記録しました。
コメント返信するだけで、三時間かかりましたうそです。




僕は、中国南端の都市「南寧」に行き着きました。


ちんさんとの別れは、僕にとって辛いものとなりました。

別れはただでさえ辛いのに、
ちんさんちんさんと慕っていたちんさんは、

本当は「チャーさん」であったことを別れる二時間ほど前に知ってしまったのです。

三日間ずっと呼んでいた名前は、間違っていたのでした。



僕がグッピーであればショック死していました。





幸いにもグッピーではなかった僕ですが、

ショックは隠しきれず、
僕は南寧で、何をしていたのか良く思い出せません。



満身創痍の心を癒そうと、

3回ほど中国古式マッサージを行ったようなぼんやりとした記憶が残っています。



幸い、「こころの傷を癒すために中国古式マッサージへいく」というシュールさは失っていませんでした。








僕は南寧をそうそうに飛び出しました。





チャーさんとの思い出をいつまでも引きずるわけにいかないですから。



僕はベトナムハノイへ行くことに決めました。











駅は中国人で溢れていました。



本当に中国人ばっかです。
日本人の僕は目だってしょうがないです。


僕はしぶしぶ気配を消し、

中国人との同化を試みました。



中国レベルが高まった僕は、

あたかも中国人のようなルックスになる技を手に入れていました。






五分ほどかかったでしょうか、

僕のルックスが中国人のそれと同じになったと僕は確信しました。



そのときちょうど僕の視界に見覚えのある男が映りました。


そうです。



シャワーを浴びるのにタオルを忘れたファンキーボーイです。







僕は、

彼がいることに驚きながらも、

中国人のふりを続けていました。












僕に手を振っています。











一瞬で僕の技を見破っていたようです。


僕は、

彼がかなりの使い手であることを確信しました。
恐ろしい相手です。














指定の席へ行き着くと、

彼と同じ部屋でした。
彼です。


ザキダイ 『生き方のstYle』


名前はピーター。

28歳。
オランダ、ロッテルダム出身だそうです。


中国を一ヶ月ほど旅したようで、

中国語も少し使えていました。
僕の技を一瞬で見破ったこともうなずけます。

彼からすれば、赤子の手をひねるようなものだったのでしょう。




上には上がいるのですね。








中国レベルが高い人間が2人もいることを、

周りの中国人は見逃しませんでした。アイコンタクトのみで僕らが欲するものを理解したようです。ビールとおつまみを用意してくれました。

ザキダイ 『生き方のstYle』

ハノイまで、12時間。
宴が始まりました。


ザキダイ 『生き方のstYle』



今日も最後まで読んでいただいて、どうもありがとう☆






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