生きるって、愛で満ちているんだね。
「明日は、早めに起きてくださいねー。7時ころ出かけますよー」
ちんさんは、そういって床に着きました。
僕はセミダブルのベッドでケンニンくんとの添い寝を楽しんでいました。
福清は台湾と緯度を同じくするのですが、ものすごく寒いのです。
大陸からの偏西風の影響でしょうか?
寒い朝方、人肌はどうしてこんなにもあたたかいのでしょう。
ケンニンくんと離れたくありませんでした。
いつまでも一緒に、肌と肌で、お互いを温め合っていたかったのですが、
時刻は6時50分をさしていました。
僕は眠い目をこすり、
冷たく重いカーテンを、ケンニンくんとの思い出を断ち切るかのごとく素早く開きました。
海が見えます。
朝日に、ちんさんのおばあちゃんが照らされています。
中国の本当の田舎へやってきました。
みなさん、いつもシェイシェイ、アー。
どうも、ぼくです。
ザキダイです。
本日の朝は、ちんさんのおばあちゃん気合の朝ごはんとなりました。
朝早くから、準備をしてくれていたそうです。
本当にありがとうございます。
どれもほんとうにおいしかったよ。
料理って、不思議ですね。
おいしいとか、おいしくないとか、そんなんじゃないんですね。
誰が、どんな想いで作ったのか、それがわかるんですね。
おじいちゃんが育てた、芋、海苔。
養殖している魚。
毎日面倒をみている豚、ヤギ。
それを、食材として、つかう。
おばあちゃんが、おいしく食べられるように料理する。
ぼくの口に運ばれるまでの流れの中に、おじいちゃんとおばあちゃんがいる。
おじいちゃんと、おばあちゃんの生活がある。
料理を食べたときに、口の中に広がったのは、
おじいちゃんとおばあちゃんの積み重ねた生活だったような気がするよ。
食べるっていうことが、こんなにも愛おしいものだったなんてね。
僕は、知らなかった。
こんなに素敵な気づきを与えてくれて、どうもありがとう。
朝ごはんをいただいたのち、僕たちが向かった先は奥さんの実家でした。
しばらく周りをぶらぶらしました。
すてきなところです。
ぼうっとしていると、
「さがしたよー」
と奥さんが呼びに来ました。
なにやら、奥さんの親族に赤ちゃんが生まれたようで、
そのお祝いパーティーがあるようなのです。
ちんさんはそのことを僕に話していませんでした。
サプライズにするつもりだったのでしょうか?
僕がパーティーがあることを知りながら、ぶらぶらしていたと思っている奥さんは、
ちょっとぷりぷりしていました。
戸惑いを隠しきれない僕は急いでパーティー会場に向かいました。
戸惑っていたのは、僕だけじゃなかったようで、
会場へ向かう途中、ちんさんは車をこすってしまいました。。
奥さん弟のカムリが・・
ちんさん、凹んでました。
親族50人くらい集まっている中に、親族とはかけ離れた旅人が紛れ込みました。
料理も本格中華です☆
おそらく、ご馳走と言う意味では、
中国ではこれが僕の味わうことのできる最高のものであることは間違いなさそうです。
親族でもなんでもない、僕のことを本当にみなさん良くしてくれました。
「来てくれてありがとう」
なんて言ってくれます。
なんて、心の広い方々なのでしょう。
僕も、いろいろな人と家族のように接することができたなら・・
なんて思わずにはいられません。
ちんさんのおかげで、本当に貴重な体験ができました☆
ちんさん、本当に本当にありがとう☆
この日、僕はちんさんの家にもう一泊し、
香港のカジノで人生を賭けるケンニンくんとはタイで会うことを誓い別れました。
ケンニンくん、縁があればまた会おう。
共に旅ができてよかった、ありがとう。
今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとう☆
↑今日これからラオスへ出発です☆
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そういうシステムのようです。
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