〈生き方のstyle〉

生き方は、違っていい。違いこそ、豊かさ。自分に還れば、皆違う。自分を変えようと旅をした。旅は瞑想に導き、僕は僕に還ることにした。

『上海について僕が語るときに、僕の語ること』

みなさん、ニーハオ、アー。



どうも、ぼくです。


ザキダイです。

ちなみに、「ニーハオ、アー」の「アー」の部分は、日本語で言うところの「ありがとねー」の「ねー」に当たります。


この「アー」が言えるかどうかで、旅人の中国レベルが分かります。

「上海に上陸です☆」などとのんきなブログを書いてから、数日があっという間にたちまして、僕も着実に中国レベルを上げ、今ではレベル90に達しています。


参考までにお伝えしますが、中国レベル最大値は53万です。


最近になり、僕はこの「アー」を習得し、中国人との距離をちぢめつつあります。





実は僕、すでに上海とは別れてしまっています。





原因は僕による「束縛」でした。


僕は上海を独り占めしたかったのですが、上海はみんなの上海だと言い張るものですから。。

夜を3回共に過ごしただけの関係で僕たちは終わりました。





ただ、みなさんには伝えておかなくてはならないことが、上海との間でありました。

これを伝えなくては、みなさんが上海とお付き合いしてもらうわけにはいかないのです。






上海と関係を持ち始めて、2日目のことだったでしょうか。

僕は、すでに行き着けと化した「人民公園」を歩いていました。




人民公園の風景です。


ザキダイ 『生き方のstYle』

しばらく歩いていると、後ろから呼び止められ写真を撮ってくれと頼まれました。




20代半ばほどの男1人に女2人です。



一般的日本人の親切さは僕もまだ失っていませんでしたので、快く引き受けました。





「ハイ、ズーチ!」





僕の掛け声が聞きなれなかったのでしょうか?
僕に興味を示しだしました。

日本から来ていることを伝えると、

「ワタシ、ナマエ、オザワデス」と日本語で話そうとしてきます。


中国にも尾澤なんてやつがいるのか?と少し疑問に思いましたが、彼らのカタコトの日本語がかわいらしく、彼らも僕にとても興味を持ったようです。


どうやら、北京大学で日本語を勉強したことがあるようです。
一週間ほどの休みを使って、北京から上海まで旅行に来ているところだといいます。


オザワらはとても陽気でした。
そして、親切でした。
見知らぬ僕をお茶に誘ってくれました。


ちょうど一休みしたかった僕はその誘いを受け、オザワらとお茶を飲みにいくことにしました。







お茶屋さんはなぜか個室でした。




ザキダイ 『生き方のstYle』

お茶を注いでくれる人がいて、次々とお茶を注いでくれます。


ザキダイ 『生き方のstYle』




オザワの連れの女の子は2人とも、とても陽気で僕を褒め称えてきます。




「アナタ、キムタクニ、クリソツネー」



「ワタシ、カットゥンデ、アナタニニタヒト、シッテルヨ」




僕が日本での生活で一度と言われたことのないほめ言葉を雪崩のごとく浴びせてきます。






会話は僕を中心に進んでいきます。





僕はだんだんと気分を良くしていました。






お互いメールアドレスを交換して、これからの親睦を誓い合いました。

中国の北京に来たときはいつでも連絡して、泊めるよ的なことをいってくれます。


ありがたいことこの上ないですね☆



不必要なまでにハグしたり、握手したりと急速に仲を深めていきました。

女の子たちは、僕にカットゥンを歌ってほしいからとカラオケに行こうと言い出しています。





一時間ほどは、お茶を楽しんだでしょうか。







お会計の時間がやってまいりました。









日本円で三万円は超えていたでしょうか。







僕がグッピーであったらショック死していました。

死因はお会計ショックです。








「女性には払わせたくないから、ここは男の俺たちで払ってあげよう!」とオザワが言ってきました。





完全なぼったくりですね☆

仲良くなって、騙すというあのパターンです。






アドレス交換などは全て罠です。



善良な日本人の心をもてあそんでいるのです。





常識のある日本人であれば、

「これだけ仲良くなったいい空気を壊したくないし、それほどの値段でもないからここは払おう」

と思うでしょう。





しかし、僕は違います。






僕は、隠し持っていた技を繰り出しました。



「何の脈絡もなく、突然キレる」という名の技です。



日本でこの技を使うと、必然的に友達が一瞬で10人は減るので、使ったことはありません。








僕は急激に戦闘力を高めました。


ドラゴンボールでいうと、

「一度死んでから復活したときのテンシンハンとやりあえるかどうか分からんけど、でも、いける。」

くらいまで高めました。





アドレスを書いた紙を破り捨て、立ち上がると、思いっきり机を持ち上げてあげました。



オザワが何かわめきながら掴み掛ってきましたが、もはやテンシンハンと化した僕を止められるはずもありません。


オザワを一瞬で振りほどくと、第三の目を開き、大きく息を吸い込み「気功砲!」と叫ぼうとしてやりました。










僕は、オザワらが唖然としている隙にさっそうと店を出ました。











まったく、ひどいものです。
どいひーです。




その日、豫園という観光地を散歩しましたが、まったく同じ手口で5回も声をかけられました。


北京大学はいったい何を教えているのでしょうか?
講義してやろうかと一瞬思いましたが、やめました。
きっとすべて偽者の北京大学生でしょう。




今回は僕の技が炸裂し、事なきを得ました。



しかし、幸運にもオザワのレベルが低すぎたから助かったのです。
連れていた女の子のレベルも低すぎでした。


もし、オザワがボブザップを雇っていたら。
もし、お茶ではなくお酒のお店だったら。
もし、オザワの連れの女の子がどブスでなかったら。



僕はきっとテンシンハンになったところでやられていたでしょう。







宿に戻り、調べてみました。


お茶の後、カラオケに誘われ10万円以上とられたなどの被害が出ていました。
しかも、40ヵ国以上も旅した熟練者までも被害にあっていました。






中国人は日本人に似ていて、警戒心を薄くさせます。



ですが、ここは外国。


日本のようにはいかないんですね。




これから、もうちっと注意して旅を続けていきます。


みなさまも、上海と関係をお持ちになる際にはくれぐれもご注意ください。





今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうごさいます☆


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